マクロビオティック





■ マクロビオティックとは

1928年に桜沢如一氏が世界に向けて提唱した大自然と共生する生活法・食事法です。
Macro(大きい・長い)+Bio(生命)+Tic(術・学)。
「長く思いっきり生きるための理論と方法」であり、
「大きな視野で生命(いのち)を見ること」です。

自然に近い食
生命の元は、日光と空気と水…そしてそれらの結晶である食物です。
健康なカラダには、できるだけ自然に近い食生活が理想です。
昔から祖先が取り入れてきた食べ物といえます。
土地によって、気候風土によって、その土地ならではの伝統的な食があります。
食事は非常に大切であり、正しい食事は健康なカラダと精神に影響があると考えています。

食事について
主食:玄米(なるべく農薬を使わないもの)+少々のごま塩。
味噌汁:味噌は自家製または自然な製法で作られたもの。
副食:季節の野菜を中心に。
漬け物:古いものほどよいです。一食につき二切れ。
飲物:三年番茶、玄米茶、梅醤番茶、食養コーヒーなど。水分のとりすぎには注意。


マクロビオティックの食事の一例




マクロビオティック料理の大きな特徴
1. 身土不二(しんどふじ)
その土地でとれたものをその季節にいただく
暮らしている気候・風土に適応し、季節の変化についていくことができます。
2. 一物全体
(いちぶつぜんたい)
一つのものを丸ごといただく
種子や実は次の世代を生み出す生命力にあふれています。穀物の胚や野菜の皮には豊富なビタミン・ミネラルが含まれています。お米は玄米・胚芽米を中心にし、葉物の芯や根っこも工夫して調理し、根菜はよく洗い皮をむかずにいただきます。
3. 動物性の食品は少なめに 大人の歯32本のうち
臼歯が20本…穀類をすりつぶすための歯 (8分の5)
切歯が 8本…野菜や海草を切るための歯 (8分の2)
犬歯が 4本…肉や魚を食いちぎるための歯(8分の1)
歯の構成から考えると、人間にとって最も大切なのは穀物だとわかります。
4. 砂糖を使わない 素材そのものの甘みを引き出す調理法をします。いま世界各国に広がっているマクロビオティック。シンプルでカラダによいマクロビオティック料理は、日本の伝統食を基本とする食事療法でもあります。


■ マクロビオティック弁当

我が家で作るマクロ弁当の一例。


・明日葉入り玄米おむすび
・大豆たんぱくからあげ
・高野豆腐と人参の煮物
・里芋の煮物
・りんごと干しぶどう煮





・黒米入り玄米
・明日葉・舞茸入りおからハンバーグ
・菜の花のごま和え
・里芋の鉄火みそのせ
・ゴボウの板麩巻き
・もちきびのれんこんはさみ焼き
・いちご





・5色のまんまるおむすび
 (黒ごま・白ごま・きなこ・青のり・プレーン)
・セイタン入り里芋コロッケ
・高野豆腐の白ごま入り煮物
・ごま和え(八丈島産あしたば・わかめ・コーン)
・ゆでブロッコリー
・ハート&星型蒸し人参
・果物(小みかん・焼きりんご)



■ マクロビオティックの本

院内でご覧いただけるマクロビオティックの書籍です。レシピなどもありますので、治療の待ち時間などにご覧ください。

書籍・雑誌名 発行 紹介
マクロビオティック
-食による健康と治病-
日本CI協会 マクロビオティックの月刊情報誌です。
マクロビオティックおしゃれレシピ オレンジページ メインディッシュからスイーツまで幅広いレシピが紹介されています。
玄米でおうちゃくダイエット オレンジページ 玄米菜食10のツボも掲載されています。
毎日のマクロビオティックレシピ140 河出書房新社 食物の陰陽理論を学ぶのにわかりやすい一冊です。
マクロビオティックのおいしいレシピ-体の中からきれいになる!- 主婦と生活社 肌荒れ・冷え性・便秘の症状別にレシピがわかります。